保険金不払いを防ぐためには?

保険金不払いの大部分はコミュニケーション不足から起こるものだ。
大きな原因の一つとして、通院特約というものを付けている人が不払いに遭っていることがとても多い。
通院特約は通常入院して退院した後、通院した場合に支払われる。
例えばお客に担当営業がいない場合には、お客は入院すると保険会社に入院したと連絡する。
すると保険会社から入院給付金の請求に関する書類が届くので、書類に必要事項を書いて提出すれば保険金が下りるわけだ。
ところが、それでよかったよかったと終わりにしてしまい、通院特約のことを忘れてしまう場合がとても多いのだ。
本当なら退院した後の通院に対しても保険金が支払われるわけだから、それも別途請求しなければならない。
営業ときちんとコミュニケーションができていれば、営業のほうからたいてい申し出るから、そういうことが起こることはまずないのだが、そうでない場合にお客さんは、通院特約があることを忘れていたり、請求し忘れるケースが意外に多いのだ。

その他に保険金不払いに多いのは三大疾病だな。
例えば、お客ががんにかかったけど自身が知らされていない場合ね。
入院保険に加入していれば、入院したときに書類を書いて保険会社に出すわけだけど、それはどんな病気でも同じ書類なので、本人は病名を知らなくても問題ないわけだ。
診断書は家族の人が取ってきて、営業の人に渡せばいいのだし。
しかし、三大疾病の場合は、保険請求手続きを本人でなく家族などが代わって(指定代理請求人として)できるように指定しておかなければ、がんなどの場合本人ががんだということが請求の時にわかってしまう。
指定代理人請求を可能にするためには、契約の時などに指定しておかなければならない。
これをしておかないと、本人が請求しないと保険金を受け取ることができないのだ。
しかし、請求しようとすると本人ががんだということがわかってしまうので、本人に告知していない場合は、家族が請求することをストップしてしまうこともある。

指定代理請求人は後から指定したり、保険金受取人などと同様に変更することも可能だ。
三大疾病やがん保険に独身の時に加入していれば、指定代理請求人は父親か母親になっているだろうから、結婚したら配偶者に変更しておけばよい。
通常はほとんどの人がきちんとおこなっているのだ。
三大疾病保険による保険金不払いも、やはり大きくみれば保険会社とのコミュニケーション不足が原因だと言えるだろう。

日本では保険会社は原則的に請求主義という立場をとっている。
これはお客さんから請求がない限りは支払わないよということだ。
特に担当営業がいなかったり、コミュニケーションが全く途絶えているケースでは、契約者が保険金を請求できるのを知らなかったり、気づかなかったりするケースがとても多い。

しかし、担当の営業ときちんと意思疎通が取れていれば、お客さんになにかあった場合には保険会社ではなく営業に直接連絡をするだろうし、営業のほうはお客さんが保険金を受け取れるかどうか調べてくれるだろう。
入院した場合は、言われなくても通院特約が付いてれば教えてあげて請求書類を持ってきてくれたり、三大疾病かどうか家族などに確認してくれるだろう。
このように、担当営業とコミュニケーションがちゃんと取れていれば、保険金不払いの問題はほとんど起こり得ないと言っていい。
それほど生命保険では営業がカギを握っていて、全てが営業によるのだ。